20220410

昔好きだった郊外のショッピングセンターは室内に大きな噴水や水路があって近くにいると絶えず水が落ちる音が聞けた あれ景気の良さの象徴だったな 誰もいない映画館、知らない店しかないフードコート、YAMAHAドラえもん教室とか 曇り空の印象が好き

 

閉じ込められたくないという気持ちが強い そんなこと思う時点ですでにある側面では閉じ込められているんだろうけど ほかの側面はいくらでもある 何もかも見落としているだけだ

 

IVEの新曲とても良い コンセプトもアートワークも含めて今1番良いなと思う 本人たちには全く興味が湧かないが アイドゥルのはなんかガッカリしてしまった おまごるのタイトルトラックは泣ける感じで良かった 一聴すると地味だけど何回も聴くと沁みてくる ミミのボーカルが素敵 Cメロ〜ラスサビにアイドルが詰まってる、私の中でOH MY GIRLはkpopアイドルの中で1番アイドルらしさを持っている Dripは良くない Feel My Rhythmは悪趣味とそうじゃなさのギリギリを攻めてる感じがするけどほんとうにギリギリのところで良さになっている 迷子な感じに不安を覚えてあまり楽しめない ティザー写真はすべて素晴らしかったな NMIXX見てからJYPが本格的に嫌いになった

 

こないだの金曜本当に躁だったのでこのままどこかに飛んでいくか頭が変になるかと思って怖くなった あんなにハイなのは1年に1度くらいかな 去年も桜の時期にそうなったような 怖い

 

『やさしい女』ロベール・ブレッソン 1969

映画の最初からサイレンが鳴るまですべてが美しい ドミニク・サンダはずっと閉じ込められているかのように見えるけど実は心は誰よりも自由だ 結婚した日の奇行が可愛い レコードをかけているときの服が可愛い 『アンジェリカの微笑み』の飛行シーン思い出した 『少女ムシェット』の方がもっとすごい映画だと思うけどこれもお守りみたいな映画だ ブレッソンの映画の中の笑わない女の存在はかなり2022年っぽい 全ての広告の中の不自然な笑顔を救うこの無表情のイメージ 

 

湖のランスロロベール・ブレッソン 1974

チャレンジング映画 ずっと鎧がガシャガシャ言ってて滑稽 私らの日常のコミュニケーションもあんな感じだ 邪魔なものが多すぎる 後半20分位の森が良かった ギャグ編集が多いのでめっちゃ笑った 鳥とか、決闘のところとか キスシーンがめちゃくちゃエロい 何かと思うくらいエロい 自然の恐ろしさ、大地の広大さ、得体の知れなさが画面に出てくる 人間の動きをミニマルにした結果そういう果てしなく豊かな方に向かっていく 終わり方も好き この前に『白夜』、この二つ後に『ラルジャン』撮ったと思うと、前まで思ってたような監督ではないと思って、さらにブレッソンのことが好きになった

 

『アネット』レオス・カラックス 2021

アダムドライバーの事を初めてかっこいいと思った 冒頭とかエンドロールとかの人がただ前進してる動画が好きだから嬉しい  ラストシーンはスパークスの原案にはなくカラックスが付け加えた部分らしいけど良い 両親のことを当然みたいに許す気がない、その余地すら見せない、現実だったらあんな風にしゃべったりできないであろうだいぶ幼年のアネットの姿が良い 誰かのことを許せないなら許さなくて良いのだ 母親がどれほど美しい歌声を持っていたとしても、父親がどれだけの苦悩を抱えた芸術家であったとしても そんなことは当然情状酌量の材料にはならない ドライブ・マイ・カーのみさきとかプロミシング・ヤング・ウーマンのキャシーのことが思い浮かぶ それでも一緒に歌が歌えるというのは希望的観測 祈りのようなもの でもそういう楽観的な気持ちを持ってたい そういう気分にとても合っていた

 

BTSまたグラミー賞取れなかったな だから何という感じになっているけど 今日ロサンゼルス公演の初日だったけどみんな楽しそうに見えた 求められることをやりつづけるというのは本当に大変な仕事だろうな とか当たり前のことを思っていた