20181122

 

もう11月も終わる

怖い。

さっきいつ高みて泣いていまけもなれみて泣いた

 

ロロ いつ高 vol.7 『本がまくらじゃ冬眠できない』

ビーチのことを肯定するための話だろうな、でもこのままの感じでは全くに好きになる予感がしないな…と最初に思っていたのが信じられない。最後に黄色の本の帯を頭に乗せられたビーチは天使みたいに私にも見えた。途中から水星のまなざしが私に乗り移って、ビーチがなにをしていてもかわいく見えた。誰だって誰かにとっての天使なんだということが、言葉でわかっても腑に落ちていなかったけど、見終わったあとにはそう思ってたのが嘘みたいに全身で理解できていた。"誰かの好きな人"って思うだけで同じ人がこんなにも魅力的に見えてくるのかと思うと怖さすらあった。

いつ高の世界は誰かが変なことを言っても誰も否定しないユートピアみたいな場所だけど、そもそもそういうふうにあるべきだっていつも見るたびに身にしみて感じてすごい反省する。知らないうちに乗るべきじゃない波に乗って、いつのまにか世間の意見の渦を作るのに加担していた自分のことを思って本当に反省する。

あなたが傑作じゃなくても私の本棚に入れてあげる みたいなセリフがあった  良かった。朝がいう"傷だらけの恋"みたいな言葉も良かった。のろけは命がけでしなければならない。でも命がけでもするべきだと私も思う。

本の中にある愛に関する言葉を集めようとしても、自分の中にある恋に気づく鍵にはならないということ?それでも全部集めれば彼女になにかがわかるかもしれないと協力する水星のすがたが泣ける。好きな人が書く文字のクセが好きじゃない人なんて多分いないだろうなと思った。

太郎と海荷がなんで別れたのか全然わからない。

 

『噂の女』1954 溝口健二

母親の好きな男が娘のことを好きになるというわりと泥な感じのストーリーだった。終盤、久我美子が男に向かってハサミを突きつけるところが最高だった。正面から撮る人間の顔の恐ろしさがMAX値でスクリーンに映し出されていた 溝口をもっと見たい 劇場でやる時はこれからちゃんと見に行きたい。

遊郭の女たちが仕事の合間に急いで啜っている麺とか、机を囲んで食べてる朝ごはんとか、ゆでたまご、病床の母に手渡すバターを塗った薄い食パンなど出てくる食べ物全部最高においしそうですごかった。

アニー・ホール』でウディアレンが病床でたべるささみみたいなものもほんとにおいしそうだったな 

 

2001年宇宙の旅』1968 スタンリー・キューブリック

かなり脳に良さそうな映像と音楽だった。序盤の猿のところから既に 勇気 みたいなもの感じた。寝ながら見た。また1人の時に見たいと思う

 

星ガ丘ワンダーランド』2015 柳沢翔

中村倫也の顔と声最高

 

リトアニアへの旅の追憶』1972 ジョナス・メカス

全員に平等に与えられていてほしい幸福の量ぴったりちょうどみたいな感じ メカスの記憶でもあり私の記憶でもある 厳密にこの映像が記憶なのかというと多分違うけどなんで違うかということは全然説明できない。

こういうことを忘れてしまってはもう何にもならないだろうと思う。

『ウォールデン』の結婚式のシーンとクラブみたいな場所のシーンとラストの公園のシーンはやっぱり超最高だな 

 

『Burn the Stage : the Movie 』 2018 パク・ジュンス

アイドルドキュメンタリー映画として100点満点 ステージを砂漠に例えるナレーションもすばらしい温度だと思った。この人たちどうしてこんなに自由そうなんだろうとBTS見てる時いつも思う。自由なわけはないんだから見せかけ?と思うけど、見せかけではこんな風に見えないだろうというくらい自由そうにふるまってる。すごい不思議。

MAMAでパフォーマンスできることがほぼ決まったことを知らせる場で、プロデューサーがメンバーに「(自分自身が)幸せになる方法を探しなさい」と言うところが感動的だった。J-HOPEが「僕たちもそういう話をしてました」と返すのも本当に素敵だった。「自分たちが幸せじゃないと曲が嘘になってしまう」みたいなナレーションが後に続いていたような気がする。アイドルの幸せがファンの幸せだということが一番忘れられてはならないことだと思う。百田夏菜子が終演のMCで開口一番に「楽しかったですか?」と言うのはやっぱりなんか苦しい。

ツイッターで見てる限りBTSのコンサートは踊らないでメンバーがフラフラしながら歌ってるだけの曲も多そうで、それがすごく良いなと思う。Love yourselfの多幸感ほんとにすごい。 

 

遥かな町へ』2010 サム・ガルバルス

ちがう、そういうことじゃない!

 

グレイテスト・ショーマン』2017 マイケル・グレイシー

途中で飽きた  心 がない映画。

 

『ライアー ライアー』1997 トム・シャドヤック

こう言う御都合主義はなんか泣ける。マックス可愛すぎる。可愛すぎるT_T

誕生日にほしくもない野球セットもらった後に、一通り喜ぶ演技して、野球セットかかえてパパの部屋を出るときの、哀しそうな顔とか、本当に胸が痛かった。ちょう健気だ。

終盤の飛行機を追いかけるシーンがすごすぎる。追いかけて、追いつくところが映画のすごいところだと思う。現実では追いかけてもあんまり追いつかないような気がする。

 

けもなれめっちゃすごかった

前々回は『勝手にふるえてろ』ひいては『ここは退屈迎えに来て』へのアンサーもあったことだし

最終回が来るのが悲しい。

 

P.S. 中島健人くんへ いつも本当にありがとうございます。

 

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