ポルトガル旅行記3

 

ボルタンスキーの展示を見てきて、

忘却の恐ろしさについて久々に思い出し、もはや思い出せなくなっていることが既にいくつもあるというのが怖くて、悲しくて、やりきれないけど、今より忘れるよりはマシなはずなので、書く。

 

2日目続き

もう場所の名前は忘れた

※追記 プリンシペリアル

坂を登って、どこかのほうへ 井田さんが、おしゃれな感じの店が多そうな地域だと言っていた気がする シネマテークに向かっていったような気もする

丘を登って、広場のようなところに辿り着く

バンドが演奏していて、テントがいくつも立っていて飲み物や食べ物が売られていた。恵比寿ガーデンプレイスの成功してるバージョンだった。そこにいる人々のふるまいが自然で、自然にそういう場所を楽しんでいて、その様子に感動した 

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バンドの演奏は本当に良かった。適当に街に出かけて、こんな音楽が演奏されている場所があったらどんなに素晴らしいことか

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眺めの良い丘!サン・ジョルジュ城見えた

スプライトの缶を買って椅子に座ってバンドの演奏を観た。平日だというのにたくさん人がいた 隣のおじさんたちは昼間からビールを飲んでいた。スプライトは日本のよりもおいしくなかった。多分かなりおいしくなかった。井田さんが全部飲んでくれたような気がする。

そのあと広場を出て歩いた。井田さんの言ってた通り良い感じのお店が確かに並んでいた 今考えるともっとその辺りを歩いてみたかった。また公園のようなところがあって、フリーマーケット的なやつがやっていた。


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このトートバッグを私も井田さんも買った

服とか石鹸とかアクセサリーとか売っていた。とにかく活気があった気がする。何かを作ってそれを売り誰かが買う、というのが自然に行われていた。大きい木があって井田さんが「俺好みの木」と言った気がする。

カフェを横目に公園に入ってベンチで休んだ。

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隣にスケーターの若い2人組がいて良かった。ここで井田さんがなにか食べていたような気がするけど忘れてしまった。この公園でも鳩に注目していたような気がする。ベンチから海の方が見えた。橋も。

 

また歩いて、植物園的なところに行った

建物もあったので、中をのぞいたら博物館っぽかった。恐竜の骨などがわりと雑然と展示されていた。中庭があった。中にいた看護師的な格好をしている人になんらかの質問をした気がするが、何か忘れた。

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植物園は植物がただあり他はなにもなかった。ポルトガルにきてまで植物園に来るのがあまり理にかなっていない気がして私は帰りたいオーラを出していた。帰り際かなり大きい木があった気がする。高校か大学生くらいの生徒が15人くらい集団できていて、熱心に先生の話をきいていた。とても熱心だったのできっと頭がいい人たちだと思う。

 

また歩いて、寿司屋などを通り過ぎて坂を下り、シネマテカに着いた。

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可愛い建物。上の廊下を抜けると扉があって、そこを開けるとミニプラネタリウムみたいな空間があり、そこからいくつかの劇場に入れるようになっていた。あんなロマンチックな作りがあるだろうかと感動。あそこで映画を見たかった。何かやっていたけど時間が合わないし、結構疲れていたし、観なかった。

階段を上ると展示室のようなものがあり、映画関連のものが展示されていた。展示室も美しかった。奥に図書館のようなものがあって、入るか迷っていたら司書的な人が中に入りなよ的なジェスチャーをしてくれた気がする。中で1人学生?が勉強していたような。一周して出る。

 

本屋でオリヴェイラ関連の本を探したが表立って見つかることはなかった。なにが置いてあったのか忘れた。

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併設のカフェでコーヒーを飲んだ。エスプレッソをみんな飲んでいた。私はオレンジジュースを飲んだ気もする。何人か人がいた。ここの風は良かった。パソコンを広げて仕事をしている人もいた。ただすごく疲労感を感じていたような気がする。

 

歩いてさっきの博物館的なところまで戻って、初めてバスに乗ろうとした。違うバスばかり来るので、不安になっていたけど、ちゃんと来た。Marisaがチャージしておいてくれた紙のsuicaみたいなやつも無事使えた。

バスに乗って、名前忘れたけど最高の教会に行った。

※追記 エストレラ大聖堂


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人生ベスト教会だと思う


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奥に行ったら解説員のようなおばさんがいて、半ば強制的に↑のような人形を見せられながら教会設立エピソードや聖書のワンシーンについて聞かされた。ヤギがいた気がする。白人の親子も途中できて話をきいていた。英語がわからなくて悲しかった。ところどころはなんとなく聞き取れた。王子が幼年で亡くなったのでそれのために建てられた教会だと言ってた気がする。それは事前にwikipediaでみたのでききとれた。

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その後、教会の前にある公園に行った。

これが人生ベスト公園だった。素晴らしい公園。
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木に登って遊んでいる小学生くらいの男女4人組がいて、青春の香りがした。

園内のカフェでさくらんぼ酒を井田さんが頼んだ。常温で、おいしくなかった。私は何か飲んだのか?忘れた。

カフェは満員で、若い人も若くない人もいた。カフェの隣の遊具ではたくさんの小さい子供が遊んでいて、親たちがそれを観ていた。

全員が違和感なく調和していて、平和だった。あんな風な光景は一度も見たことがなかったので、感動した。子供も大人も若者も年寄りもみんな自然に同じ場所にいた。奇跡のような雰囲気だった。自然だった。今その光景をもはや思い出せないことが悲しくて仕方がない。

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カフェの店員はファンキーなお姉さん3人で、アイスを買いに来た子供とわりと長めに会話したりしていた。友達のように話していた。

犬もたくさんいて、みんな可愛い犬だった。

子供が犬とフリスビーで遊んでいた。

1匹だけ、ひとりでいる犬がいて、関係ないのにフリスビーに参加しようとして気まずい雰囲気になっていた。誰とも遊んでもらえていなかったので井田さんが構いに行ったら、コミュ障を発揮してそっぽを向いていた。

 

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公園の前のバス停

帰りのバスを待ちながら教会の方を見ていたら、塾に今から行くというような出で立ちの男の子がいて、友達と別れて1人で座っていたかと思うと、数分してガールフレンドが来て去っていった。ような気がする。嘘かもしれない

 

2日目途中終わり