20180317

 

さっき、本当に穏やかな波のなかで自分にはなんにもないなーと棒読みの気持ちで思っていたけど、やっぱり焦燥感はそんなに生まれてこなかった。私が求めているコミュニケーションは、どうやら気軽な日常会話の中で叶うようなものではないらしいということがやっとわかってきた。みんながなんとなく共有しているらしい社会の枠組みをだいたいここだろうという場所に措定するのに時間がかかりすぎてそういうことをわかるのがいつも遅い。映画は、芸術とかそういうこと以前に、私が求めてることをするのに一番手っ取り早い方法に思える。でもほんとはそんなシンプルなことじゃないんだろうとも思う。

 

本物の美人には、なぜか深刻な闇の気配がしていて、綺麗な歯並びで笑顔でしゃべっているときにも他人をよせつけないような影が落ちてしまっているということがたまにある。屈折してるとか捻くれてるということではなくて、とにかく誰も近づいてこないでくれと疲れながらもしくは心底冷めながらじっとしながら願ってる感じ。前はただ私に全然興味ないだけなのかなと思ってたけどそういうわけでもないみたいだと最近思いはじめた。でもわけが知りたいと強く思わせるような暗さじゃないので興味はわかない。

超・無理してます!って顔に貼ってあるようなテンションで明るく話してくる人に昨日会ったけど嫌だった。その人を誇張したものまねがあったら大きい声で「嘘なんですけどねーーー!!!」って何回も叫んでる感じになると思う。誰も幸せになってないことに早く気づいてほしい。

 

『ムーンライト』の感想で、人間の本質的な救済はそんな浅瀬にないだろうが、というのを見た。私もそう思った。んだけど、その浅さしかありえなかったことの悲しみということにまで話が及んでる可能性も少しだけあるかもしれないと思う。元気だと言っておいて空元気なのかな?と思わせたり、結局どっちでもありえるなと思わせられる作者は色気があるなと思う。

 

焼肉食べたいなー

 

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